2008年7月13日〜17日まで、Juppoスタッフ渡米、「FileMaker Developer Conference 2008」に5名参加。カンファレンス・サプライズ特集

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7月17日 グランドキャニオンへ

最後の晩餐を一足早く退席した私は、出発の準備に取りかかった。リュック一つで来たはずなのに、身体がアメリカサイズの私は(178cm)、一年に一度の仕入ればかりに衣類を調達するので、鞄が一つ増えている。

手早く身支度をすませ、皆のホテルのチェックアウトのために、ロビーへ。夜中のホテルのロビーには、カンファレンスの興奮が冷めきらない、陽気なデペロッパー達が、グラス片手に騒いでいた。

チェックアウトを済ませ、8人乗りの大きなミニバン(なぜ、大きいのにミニバン?)を、エントランスにつける。

ちょうどロビーでは、まだまだ元気な皆が、大きな荷物と共に、集合していた。

キン肉マン徳ちゃんのおかげで、重い荷物が軽々と、車に収まっていく。

まだビールの酔いが醒めきらない顔のエリックが、「最初運転しようか?大丈夫?」と一応心配してくれている。

「大丈夫、エリックまだ顔が赤いし、数時間走って疲れたら、変わってくれる?」

「それ嫌だから、今元気だから運転出来る!後からは、しんどいから、嫌!」

「じゃあ、いいよ」

だって、エリックだから。

真夜中なのに、玄関先まで見送りに来て下さった、いつも優しいG社T氏に見送られながら、暗闇を、一路グランドキャニオンへ向かう。

「車の前に動物が出て来たら、避けると危ないので、殺して下さい」と、可愛い顔をして、残酷なことを言うエリック。でも、暗闇の一本道、エリックの見解は正しいです。

遠足のバスのようなはしゃぎ様で、ゆかいな仲間たちを乗せたミニバンは、快調に暗闇の砂漠を走って行く。

遠足にしては長過ぎるドライブに、しばらくして車内も静まり、大きな月明かりに包まれながら、FMから流れる音楽を友に、私は快調にドライブを続けた。

2時間くらい走った所で、給油のために、ガソリンスタンドに立ち寄った。

この場所が、悲劇の現場となる事を、その時は、知る由もなかった・・・

アメリカのガソリンスタンドは、セルフサービスが主流で、夜中は安全のため、ガソリンスタンドに隣接するコンビニで代金を支払ってから、給油スタートとなる。私は店員にカードを渡し、エリックに給油の合図を送った。

店内では、永井さんと徳ちゃんが地元のコンビニを散策中。車内では、体調を崩した山上ちゃんが、眠っていた。

しばらくして、給油中のはずのエリックが、店内に戻ってきた。「エリック車についてなくて、大丈夫?」「大丈夫!自動で止まるから」

ふっと、心配が心をよぎったが、給油システムは日本と同様、自動で止まることは旧知だったので、そのまま店内をウロウロしていた。

数分後、まだ止まらないの?と不安になり車に目を向けると、そこには、信じられない光景が・・・

なんと車の給油口から、ものすごい勢いでガソリンが溢れ出ている!!

「エリック溢れてる!」

叫ぶ私の声に、驚き慌てて車に走るエリック。その後を、刑事ドラマの刑事のように、ものすごいスピードで走る徳ちゃん。

私の脳裏には、もの凄いスピードで、山上ちゃんの笑顔が回る。

何とか給油が止まった。溢れ出たガソリンが、地面に小さな川をつくっていた。私は、ゆっくり車を安全な場所へ移動させた。

何が起こったか理解していない山上ちゃんは、もちろん無事。ほっと胸を撫で下ろす。

店内では、店員とエリックが壊れていた機械について、話し合っていた。でも夜中のバイト君には、謝ることしかできず、先を急ぐ私たちも、仕方なく代金を払い店を後にした。責任を感じているエリックは、ガソリン代を支払いたいと申し出たが、アクシデントだから、エリックのせいじゃないと言い聞かせた。ちなみに、支払ったのは、100ドルちょっと。思ったよりは、溢れ出ていなかったようだ。

車内に戻った私たちは、緊張も解け、大爆笑!!

事の重大性を知らされ山上ちゃんは、「エリック殺す気!けんか売ってんの!!」と、激怒!そんな山上ちゃんに一同、またも大爆笑。

笑いごとですんで、本当に良かったです。

責任を感じているエリックは、お詫びのしるしに、山上ちゃんに愛用の枕を進呈。数分後、眠気が襲ってきたエリックが、枕を返して欲しいと、山上ちゃんから取り上げたのは、想定内。

だって、エリックだから。

そんな大ハプニングのおかげで目も覚めた私は、超満タンのミニバンを給油口からガソリンが溢れないか、ドキドキしながら走らせた。

2時間後、グランドキャニオンパークの入り口に到着。

時刻は4時過ぎ。

本日の日の出は、5時25分。唯一開いていたゲートから、グランドキャニオンパークに入った。

少しずつ空が白みだし、暗闇から大きな森が姿を現した。すると、目の前に、ミニバンと同じ大きさ位大きな親シカと、3匹の可愛い子鹿が、ピョンピョンと楽しそうに、現れた。

グランドキャニオンの先住者は、やさしく私たちを迎えてくれた。

森林を数分走り進めた所で、サンライズスポットを見つけ、停車。先にいた旅行者に、景色のいい場所を尋ね、そこから徒歩で移動。

駐車場から数歩の所に、そこはあった。

雑木林の向こう一面に、壮大な渓谷が、突如として現れた。

グランドキャニオン。

コロラド川の浸食で、想像もつかない長い年月をかけ削られて出来た大地は、雄大に、そして静寂に包まれながら、地平線を朝日に輝かせていた。

私たちの他にも、観光客が次第に増え、朝日が顔を出す頃には、大勢で賑わいだした。余談だが、どこへ行っても中国人観光客が多いのに驚く。

あたりもすっかり明るくなり、私たちもカメラ好きなアジア人の一員となって、シャッターを切る。

グランドキャニオン

写真家のお父様の血が騒ぐのか、ものすごい勢いでシャッターを切る、カメラマン永井さん。

H TVのカメラマン徳ちゃんも「写真にはおさまりきれないですね」と、雄大さに感動しながらも、カメラを回し続ける。

「涙が出るほど、感動しました」と少し元気になった山上ちゃん。

そんな山上ちゃんに、寄り添い過ぎのエリック。一週間も彼女達と離れているので、禁断症状が出て来たらしい。

各々に、大自然の雄大さと、地球を感じた一瞬でした。

短い時間だったが、グランドキャニオンを満喫した私たちは、トンボ帰りで、一路フェニックスへ。

帰りの車内は、さすがに皆熟睡。気合いと根性だけある「おかん寺戸」(おかん=関西弁で母)は、トラックヤローと競り合いながら、ハイウェイを走り続けた。

4時間後、フェニックス郊外のアメリカンカフェで、朝食。寝起きにも関わらず、みんな大きなオムレツを頬張る。自分の顔以上に大きなホットケーキを目の前に、うなだれる山上ちゃん以外は。

カフェで朝食

少しの休憩と、周りに広がる絵に描いたようなサボテンを満喫してから、空港へ向かった。

転職先は長距離ドライバーと確信した私は、定刻よりも早く空港に到着。

あまりにも快調で、早く着き過ぎてしまったため、搭乗までゆっくり過ごした。


T氏をはじめ、カンファレンス通信をご拝読頂いている皆様に、ご心配をお掛けした弾丸ツアーも、どうにか無事に終える事ができました。

これから、サンフランシスコに向かい、FM社のN氏と会食です。

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